鐘四(読み)かねよつ

精選版 日本国語大辞典 「鐘四」の意味・読み・例文・類語

かね‐よつ【鐘四】

〘名〙 「時の鐘」が知らせる四つ(おおよそ午後十時頃)の刻限江戸時代新吉原営業は四つまでと定められていたが、それを延ばすために、九つ(おおよそ午前零時)を四つとして拍子木で打って知らせた「木の四つ」に対していう。
※雑俳・柳多留‐六(1771)「かね四ツにするが町迄こぎつける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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