鐙新田村(読み)あぶみしんでんむら

日本歴史地名大系 「鐙新田村」の解説

鐙新田村
あぶみしんでんむら

[現在地名]藤岡町西前原にしまえはら

赤麻あかま沼の東にあり、北は前原村、南は帯刀たてわき新田村。鐙は堤防の意味という。近世初期東方部屋へや村の枝郷として開かれたという。慶安郷帳に村名がみえ、田一三三石余・畑一六石余、幕府領と板倉重形領の二給。寛文四年(一六六四)の武蔵岩槻藩領知目録には寒川さむかわ郡内の鐙新田村があり、同年の板倉重形領知目録には都賀郡の鐙村がある。元禄郷帳では下総古河藩領。天保(一八三〇―四四)頃の古河藩領村明細帳(茨城県潮田文書)によれば、高一〇九石余、田一二町五反余・畑五町一反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android