長尾宜子(読み)ナガオ ヨリコ

20世紀日本人名事典 「長尾宜子」の解説

長尾 宜子
ナガオ ヨリコ

昭和・平成期の建築家



生年
昭和20(1945)年

没年
平成10(1998)年7月5日

出身地
福岡県

本名
海老根 宜子

学歴〔年〕
武蔵野美術大学建築科〔昭和43年〕卒

経歴
安井建築設計事務所などを経て、昭和48年入江三宅設計事務所に入社。54年の都市計画決定以来、主任として設計に携わり、「アークヒルズ」の設計監理も担当。アークヒルズの完成を機に退社、59年設計家である夫と一緒に山宜設計を開設した。他の主な作品に「ラフォーレ原宿」「東武博物館」「スカイプラザユーカリが丘」「東京湾台場口街区アーバンリゾートホテル」「スウェーデン大使館」「東武博物館」「ホテル日航東京」。平成5年にがん宣告を受け、9年闘病記「燃えるがごとく、癌細胞を焼きつくす」を出版した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長尾宜子」の解説

長尾宜子 ながお-よりこ

1946-1998 昭和後期-平成時代の建築家。
昭和21年2月3日生まれ。入江三宅設計事務所などをへて昭和59年山宜設計を設立し,代表取締役。東京のラフォーレ原宿,アークヒルズ,ホテル日航東京などを設計。10回のがん手術をうけ,平成9年「燃えるがごとく,癌細胞を焼きつくす」を刊行。平成10年7月5日死去。52歳。福岡県出身。武蔵野美大卒。本名は海老根宜子。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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