20世紀日本人名事典 「長尾角左衛門」の解説
長尾 角左衛門
ナガオ カクザエモン
明治〜昭和期の政治家 青森県議。
- 生年
- 明治13(1880)年5月8日
- 没年
- 昭和45(1970)年4月10日
- 出生地
- 青森県鶴ヶ岡村(現・五所川原市)
- 別名
- 初名=直司
- 学歴〔年〕
- 盛岡中学校〔明治30年〕中退
- 主な受賞名〔年〕
- 藍綬褒章〔昭和28年〕東奥賞〔昭和43年〕
- 経歴
- 代用教員などを経て郷里青森県の北津軽郡役所に勤務。明治40年同郡会議員に当選したのを皮切りに、三好村議・同村長・青森県議・五所川原市会議長を歴任。その間、43年に岩木川改修期成同盟を設立して以来、同川の治水事業に尽力し、目屋ダム竣工を実現させた。他方、鶴ヶ岡産業組合長や西北津軽郡産業組合連合会長を務めるなど、県内の産業組合の発展にも貢献。昭和14年には北津軽報徳自治善隣会副会長に就任し、農村の改良・活性化を推進した。43年東奥賞受賞。著書に「三好村誌」「岩木川物語」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報