日本歴史地名大系 「長岡通」の解説 長岡通ながおかどおり 岩手県:紫波郡紫波町長岡通盛岡藩の代官統治区域の一。設置年代は不明。「雑書」寛文一三年(一六七三)一月一九日条に「長岡通御代官川井左兵衛」とみえる。天和二年(一六八二)の惣御代官所中高村付によれば彦部(ひこべ)・大巻(おおまき)・星山(ほしやま)・犬吠森(いぬほえもり)・草刈(くさかり)・西長岡(にしながおか)・東長岡(ひがしながおか)・北田(きただ)・山屋(やまや)・赤沢(あかざわ)・船久保(ふなくぼ)・遠山(とおやま)の一二村が属し、蔵入高五千一九三石余、七ヵ年平均の免四ツ一分三厘三毛、米納二千一四七石余、うち大豆八六駄、総高のうち五三石余が諸役御免御物成上納とみえる。延享三年(一七四六)の巡見使通行付返答覚書(玉根文書)には山屋村がみえず、東西の長岡村が一村にまとめられた一〇村で、高六千二四一石余、免五ツ二分、家数五六九・人数二千六三〇、馬一千四〇〇。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by