長徳院(読み)ちようとくいん

日本歴史地名大系 「長徳院」の解説

長徳院
ちようとくいん

[現在地名]結城市今宿

今宿いまじゆく集落西南に所在。雲竜山と号し、曹洞宗。本尊阿弥陀如来。「下総旧事考」によれば、もと法相宗であったが、山川氏が再建し、乗国じようこく寺松庵宗英の法弟日洲幸永を招き、曹洞宗に改宗したという。長徳院開基由来書(東持寺文書)によれば、明応八年(一四九九)山川朝貞の建立。慶長六年(一六〇一)以降一時無住となったが、慶安元年(一六四八)徳川家光から今宿村内に三〇石の寺領を安堵された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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