長春花(読み)チョウシュンカ

精選版 日本国語大辞典 「長春花」の意味・読み・例文・類語

ちょうしゅん‐かチャウシュンクヮ【長春花】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物こうしんばら(庚申薔薇)」の異名。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「故古之人名月月花。俗又曰長春花」(出典:済北集(1346頃か)八・長春花軸序)
  3. 植物「きんせんか(金盞花)」の異名。《 季語・春 》 〔文明本節用集(室町中)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「長春花」の解説

長春花 (チョウシュンカ)

植物。キク科の耐冬性一年草,園芸植物。キンセンカの別称

長春花 (チョウシュンカ)

植物。バラ科の常緑低木,園芸植物。コウシンバラの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の長春花の言及

【バラ(薔薇)】より


[ルネサンス時代以降に導入されたバラ,現代のバラの原種]
 ルネサンス以降,主としてアジアの各地域からヨーロッパに導入された品種改良の原種とされたバラには,次のようなものがある。 (1)コウシンバラ(別名,長春花,長春,月季花)R.chinensis Jacq.(英名China rose,Bengal rose) 常緑または半常緑の灌木。とげは少ない。…

※「長春花」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む