① キク科の二年草。南ヨーロッパ原産で、切り花や鉢植えなど観賞用として広く栽培される。茎は高さ二〇~五〇センチメートルになる。葉はさじ形で柔らかく多肉で全体に軟毛が生える。夏、枝の先端に径四~八センチメートルの頭花を開く。周辺花は淡黄色、橙黄色、橙赤色などの舌状花からなる。漢名、金盞草。とうきんせんか。きんせん。ちょうしゅんか。ときしらず。《 季語・春 》 〔花譜(1698)〕
② キク科の一年草。ヨーロッパ原産で、日本には江戸末期に伝わり、今日まれに栽培される。茎は高さ一〇~三〇センチメートルになり、粗い鋸歯(きょし)のある葉を互生する。頭花は橙黄色で径一・五~二センチメートルになる。ほんきんせんか。