庚申薔薇(読み)コウシンバラ

デジタル大辞泉 「庚申薔薇」の意味・読み・例文・類語

こうしん‐ばら〔カウシン‐〕【×庚申薔薇】

バラ科の常緑低木。主に5月ごろ紅紫色の花を開くが、四季を通じて咲く。名は、ほぼ隔月庚申が来るように、たびたび花が咲くという意から。中国原産で、庭園に植えられる。長春花 春》

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精選版 日本国語大辞典 「庚申薔薇」の意味・読み・例文・類語

こうしん‐ばらカウシン‥【庚申薔薇】

  1. 〘 名詞 〙 バラ科の常緑低木。中国原産で、日本でも古くから栽培されているバラの一種。三~五の小葉に分かれており、小葉は長さ三~五センチメートルの長楕円形。四季を通じて径約五センチメートルの花を開く。花は芳香少なくやや重弁で紅紫色が普通。原生品には単弁もみられる。観賞用に栽培されるほかに、西洋バラの台木として利用される。漢名、月季花。長春(ちょうしゅん)。しきざきいばら。ひめばら。《 季語・春 》 〔大和本草批正(1810頃)〕

庚申薔薇の補助注記

明月記」の建保元年(一二一三)一二月一六日にみえる「十六日、天晴、籬下長春花猶有紅蘂」が最初の記録とされる。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「庚申薔薇」の解説

庚申薔薇 (コウシンバラ)

学名Rosa chinensis
植物。バラ科の常緑低木,園芸植物

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