長木村(読み)おさぎむら

日本歴史地名大系 「長木村」の解説

長木村
おさぎむら

[現在地名]行橋市長木

二塚ふたづか村の西に位置する。柵見さくみ川が中央部を流れ、北と南は丘陵地。元和八年人畜改帳に村名がみえ、高四二九石余、家数三一・人数七三(うち百姓八・名子二)、牛七・馬一。郷村高帳では高四九〇石余、うち新田高五八石余。旧高旧領取調帳では高四九三石余。安政三年(一八五六)延永手永大庄屋中村平左衛門は一九年以前に着手されたが未完のまま廃池となっていた村内大首谷おおくびだに池を改修、同五年に完成させた。灌漑受益にあずかったのは行事ぎようじ草野くさの上津熊かみつのくま・中津熊・下津熊・長音寺ちようおんじ吉国よしくに・二塚・延永のぶなが下崎しもさき・長木の一一ヵ村で、各村の水掛り田積は安政三年一〇月に取決められた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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