長柄組(読み)ながえぐみ

精選版 日本国語大辞典 「長柄組」の意味・読み・例文・類語

ながえ‐ぐみ【長柄組】

〘名〙 近世武家職名戦時長柄の槍を持って出陣した騎馬武士一隊道具衆
奥羽永慶軍記(1698)二七「長柄組十八人一陣に進み」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の長柄組の言及

【物頭】より

…戦国・江戸時代の武家の職名あるいは格式の一つ。一般に歩兵の足軽,同心などからなる槍(長柄(ながえ))組,弓組,鉄砲組などの頭(足軽大将)をいう。侍組(騎兵)の頭(侍大将)である番頭(ばんがしら)につぐ地位にあった。江戸幕府の新番頭,小十人(こじゆうにん)頭,徒士(かち)頭,百人組之頭,先手(さきて)頭などはいずれも布衣(ほい)の格であり,諸藩の物頭にあたる。このうち新番組は騎兵(本来の侍),小十人組・徒士組は歩兵(本来の足軽),百人組は鉄砲隊(与力,同心),先手組は弓・鉄砲の両隊(与力,同心)であった。…

※「長柄組」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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