日本歴史地名大系 「長流部村」の解説 長流部村おさるべむら 岩手県:二戸郡浄法寺町長流部村[現在地名]浄法寺町御山(おんやま)安比(あつぴ)川の沖積地と丘陵・山地に位置し、北西は長渡路(ながどろ)村・漆沢(うるしざわ)村、南東は御山(おやま)村。「雑書」承応二年(一六五三)一〇月六日条に、「おさるへ御山」からの漆の納税の記事がある。元文四年(一七三九)の福岡通絵図(盛岡市中央公民館蔵)では長流戸村とあり蔵入高一三一石余・給所高四石余。「邦内郷村志」では蔵分一三〇石余、家数三七・人数一六〇、馬八四で、人数・馬数は長渡路村を含んでいる。享和三年(一八〇三)の仮名付帳では家数二七、枝村なしとある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報