新撰 芸能人物事典 明治~平成 「長瀬勝男一」の解説 長瀬 勝男一ナガセ マサオイチ 職業地歌箏曲演奏者 作曲家 経歴勝雄一とも表記。平曲を麻岡検校に、箏曲を鈴川検校に師事する。江戸後期から明治期に江戸で活動し、初代中能島検校や3代目白勢検校に協力して、「磯千鳥」「里の暁」などの地歌箏曲を山田流箏曲に取り入れた。作品に「春の調」「蝶の夢」があるほか、山田流「雲井五段」「雲井七段」の雲井調子の替手の手付けを行った。また、尺八にも堪能だった。 没年月日(生没年不詳) 出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長瀬勝男一」の解説 長瀬勝男一 ながせ-まさおいち ?-1894/1907 幕末-明治時代の平曲家,箏曲(そうきょく)家。平曲を麻岡検校(けんぎょう)に,箏曲を鈴川検校にまなぶ。中能島松声(しょうせい)らに協力して「磯千鳥」「四季の眺」などの地歌を山田流箏曲にうつし,「五段」「七段」に雲井調子の替手(かえで)もつけた。尺八にもすぐれた。明治27/40年死去。江戸出身。名は勝雄一ともかく。作品に「春の調」「蝶の夢」。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by