門前市を成す(読み)モンゼンイチヲナス

関連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「門前市を成す」の意味・読み・例文・類語

もんぜん【門前】 市(いち)を成(な)

  1. 門前に人や車馬が群がり集まる。権力や名声を慕って、その家に出入りする人が多いことのたとえ。門前市の如し。
    1. [初出の実例]「堂上如華、門前成市」(出典本朝文粋(1060頃)六・申民部大輔状〈橘直幹〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「門前市を成す」の解説

門前市を成す

門の前に、人や車馬が多数群がり集まる。また、地位・名声を慕って訪れる者が多いことのたとえ。

[使用例] それではやらないかといえば不思議なほどはやって、門前市をなす有様です[夏目漱石無題|1914]

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android