無題(読み)ムダイ

デジタル大辞泉 「無題」の意味・読み・例文・類語

む‐だい【無題】

作品に題がないこと。
題を設けずに作った詩歌題詠でない詩歌。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「無題」の意味・読み・例文・類語

む‐だい【無題】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 題がないこと。また、そのもの。
  3. 詩歌で、題詠でなく詠ずること。また、その詩歌。
    1. [初出の実例]「或ひは無題、或ひは題を変へ変へ詠ずるは」(出典:後鳥羽院御口伝(1212‐27頃))
    2. [その他の文献]〔一瓢詩話〕
  4. 句題に対して、漢詩で、題が四字以下、または六字以上でも詩句様式をなさないもの。無題詩。
    1. [初出の実例]「無題」(出典:田氏家集(892頃)下)

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普及版 字通 「無題」の読み・字形・画数・意味

【無題】むだい

題知らず。

字通「無」の項目を見る

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