閉帳(読み)へいちょう

精選版 日本国語大辞典 「閉帳」の意味・読み・例文・類語

へい‐ちょう‥チャウ【閉帳】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏像を納めてある厨子(ずし)のとばりを閉じること。
    1. [初出の実例]「永享十二年六月開帳之間、当年六月可閇帳」(出典建内記‐嘉吉三年(1443)五月一六日)
    2. 「七つの鐘ともろとも御閉帳とはあら御名残おしや」(出典:浮世草子・傾城武道桜(1705)初)
  3. 転じて、見世物などの幕をおろすこと。
    1. [初出の実例]「さらば閉帳と御簾おろす」(出典:浄瑠璃・菅原伝授手習鑑(1746)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む