開口村(読み)かいぐちむら

日本歴史地名大系 「開口村」の解説

開口村
かいぐちむら

[現在地名]大門町開口

上若林かみわかばやし村の北西和田わだ川右岸に位置し、集落の中央を通称熊野くまの往来が通る。北は本江ほんごう村。西神楽にしかぐら川流域の最初の開発口であったことが地名由来とされる。正保郷帳に村名がみえ、高七五石余、田方四町六反余・畑方四反。寛文一〇年(一六七〇)の村御印によると草高八六石、免五ツ、ほかに寛文三―五年の新田高四石(三箇国高物成帳)。その後元禄五年(一六九二)に検地引高二五石二斗、安永七年(一七七八)に手上高六石五斗があり、天明六年(一七八六)の草高七一石余(「高免等書上帳」折橋家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 ゴウ 和田

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android