開経(読み)カイキョウ

デジタル大辞泉 「開経」の意味・読み・例文・類語

かい‐きょう〔‐キヤウ〕【開経】

経文を読み始めること。
本経ほんぎょうの前に読む経。法華三部経で、本経法華経が説かれる前に、序説としてあらかじめ説かれる無量義経をさす。⇔結経けっきょう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「開経」の意味・読み・例文・類語

かい‐きょう ‥キャウ【開経】

〘名〙 仏語
① 本経の予備として説く序説の経文。法華経を本経とした無量義経の類。⇔結経(けっきょう)
② (━する) 経典をひもとくこと。そのとき唱える偈(げ)開経偈という。

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