閑清縫い(読み)カンセイヌイ

デジタル大辞泉 「閑清縫い」の意味・読み・例文・類語

かんせい‐ぬい〔‐ぬひ〕【閑清縫い】

袋物などの端を、糸を現したまま左右から打ち違えてからげ縫うこと。また、そのように縫ったもの。「閑清」はこれを始めた人の名という。かんせんぬい。

かんせん‐ぬい〔‐ぬひ〕【閑清縫い】

かんせいぬい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「閑清縫い」の意味・読み・例文・類語

かんせい‐ぬい‥ぬひ【閑清縫・勘清縫】

  1. 〘 名詞 〙 袋物などのふちを、糸を外に見せ、交差させて、からげ縫いにしたもの。閑清という人の創始による名という。かんせんぬい。
    1. [初出の実例]「勘清縫(カンセイヌイ)はすたりて、ただぼっとりとぬひし紙入」(出典仮名草子・都風俗鑑(1681)一)

かんせん‐ぬい‥ぬひ【閑清縫】

  1. 〘 名詞 〙かんせいぬい(閑清縫)
    1. [初出の実例]「やうきひはかんせんぬひの上着也」(出典:雑俳・柳多留‐一三(1778))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android