閑職神(読み)かんしょくしん(その他表記)Deus otiosus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「閑職神」の意味・わかりやすい解説

閑職神
かんしょくしん
Deus otiosus

宗教学用語で,世界および人間と具体的かかわりをほとんどもたない最高神的存在をさす。閑神ともいう。天の最高所に,あまりにもこの世から隔絶した存在であるため,人間の日常生活に干渉することのほとんどない至高の神がおわすという信仰は,世界の多く民族に共通して見出される。日本のアメノミナカヌシノカミも,このような閑職神的最高神の典型的な一例とみることができる。

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