間架(読み)かんか

精選版 日本国語大辞典 「間架」の意味・読み・例文・類語

かん‐か【間架】

〘名〙
① (「間」は梁(はり)と梁の間、「架」は桁(けた)と桁の間) 家屋構造。結構。
制度通(1724)七「廟制に間架と云ことあり。間は竪の一とまなり架は横の一とまなり」 〔新唐書‐徳宗紀〕
② 転じて、文章絵画などの構造。結構。
随筆・秉燭譚(1729)五「文章家に間架布置の法あり」

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普及版 字通 「間架」の読み・字形・画数・意味

【間架】かんか

あじろ。

字通「間」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の間架の言及

【中国建築】より

…それは柱,梁,椽(てん)(垂木),檁(りん)(棟木)などの部材を組み重ねてゆくことによって形成される。この構造の特色は,正面の柱間の数を間(けん),奥行きの梁組み構架の数を架(か)で数え,例えば5間9架などのようにして建物の規模をしめす間架の表記法に象徴されるように,基準となる梁間方向の構架断面をいくつも繰り返すという原則の上に成立しており,きわめて整合性に富む。 現存する木造建築遺構は,唐代後期に属する数棟が最古の部類で,建立年代の比較的古いものに乏しいが,文献および考古資料によって知られる限りでは,おそくとも戦国時代までには木構造の基本的な構成要素が成立したらしい。…

※「間架」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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