(読み)こう

普及版 字通 「閘」の読み・字形・画数・意味


13画

[字音] コウカフ)・オウ(アフ
[字訓] すいもん・ひのくち

[説文解字]

[字形] 形声
声符は甲(こう)。甲は匣・・押の従うところで、匣・は、はこ。閉塞する意がある。〔説文〕十二上に「門を開閉するなり」とあり、門を開閉するときの音と解しているようである。閘門とは水を蓄えて水量を調節するための水門をいう。

[訓義]
1. すいもん、ひのくち。
2. 水門をとじる。
3. 門のきしむ音、閘(おう)の音でよむ。いまブレーキの意に用いる。

[古辞書の訓]
字鏡集〕閘 タテアク

[熟語]
閘河閘官閘頭閘夫・閘門

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内のの言及

【大運河】より

…(3)清口から黄河をさかのぼり,徐州の北の茶城に至り元代の済州河と会するまでで,河漕という。(4)茶城から済州河,会通河を経て臨清に至り衛河(御河)と会するまでで,閘漕(こうそう)という。河漕,閘漕を併せて中河ともいった。…

※「閘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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