関前新田(読み)せきまえしんでん

日本歴史地名大系 「関前新田」の解説

関前新田
せきまえしんでん

[現在地名]武蔵野市八幡町やはたちよう一―四丁目など

武蔵野新田の一つ。享保期(一七一六―三六)関前村が新田開発に参加する目的は、村内の土地をもたない「水飲百姓」七人に耕地を与え、本百姓として自立させることにあった(同九年「開発芝地水飲百姓へ割渡願書」井口家文書)。享保九年関前村に開発すべき八町二反の土地が割渡され(「武蔵野新田割渡状」同文書)、同村が開発を請負った村請新田(すべて畑作地)で、本村の名を冠して関前新田とよんだ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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