関口堰(読み)せきぐちせき

日本歴史地名大系 「関口堰」の解説

関口堰
せきぐちせき

[現在地名]金山町本名

本名ほんな集落東の渓流から取水し、南側のおよそ一六町歩の水田を潤す用水堰で、開削者を顕彰して関口堰と名付けた。本名村は只見ただみ川の形成した河岸段丘原に立地し、只見川・風来かざき沢など豊かな水量をもつ川に囲まれながら、古来より水利の便に恵まれない場所であった。寛文年間(一六六一―七三)大沼郡奉行関藤右衛門は村の北東部山中より流れる風来沢の水を引くべく設計し、同七年工事に着手し、翌八年八月に完成した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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