関節強直(読み)カンセツキョウチョク

デジタル大辞泉 「関節強直」の意味・読み・例文・類語

かんせつ‐きょうちょく〔クワンセツキヤウチヨク〕【関節強直】

関節運動が制限されたりまったく動かなくなったりする病態。関節硬直。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「関節強直」の意味・わかりやすい解説

関節強直【かんせつきょうちょく】

外傷や種々の関節疾患による関節の固定的運動障害。関節嚢や関節周囲組織の収縮による強直と,関節面における骨性または結合組織性の癒着(ゆちゃく)による強直とがある。また程度により,完全強直と不完全強直とに分けられる。軽症マッサージ矯正術重症には骨切除,関節形成術などを施す。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「関節強直」の意味・わかりやすい解説

関節強直
かんせつきょうちょく
ankylosis

関節部の病変によって関節面が癒着し,まったく可動性を失った状態をいう。結合組織によって癒着したものを線維性強直,骨によって癒着したものを骨性強直という。原因は外傷,関節疾患,長期間の固定などで,軽症の場合には運動練習,重症には骨切除術,関節形成術などを行なって治療する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android