関路(読み)セキジ

デジタル大辞泉 「関路」の意味・読み・例文・類語

せき‐じ〔‐ぢ〕【関路】

関所に通じる道。
「今はとて立ち帰りゆくふるさと不破の―に都忘るな」〈後撰離別

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「関路」の意味・読み・例文・類語

せき‐じ ‥ぢ【関路】

〘名〙 関所のある道。関所に通じる道。
※後撰(951‐953頃)離別・一三一三「今はとて立帰りゆく古里のふはのせきちにみやこわするな〈藤原清正〉」
謡曲烏帽子折(1480頃)「四の宮河原逢坂の、関路の駒の後に立ちて」

かん‐ろ クヮン‥【関路】

〘名〙 関所のあるみち。せきじ。
※和漢朗詠(1018頃)下「南に望めばすなはち関路の長きあり〈源順〉」 〔徐陵‐在北斉与楊僕射書〕

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