閹人(読み)エンジン

デジタル大辞泉 「閹人」の意味・読み・例文・類語

えん‐じん【×閹人】

宦官かんがん」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「閹人」の意味・読み・例文・類語

えん‐じん【閹人・奄人】

  1. 〘 名詞 〙 去勢されて宮廷後宮に仕える男子。閹者(えんしゃ)宦官(かんがん)
    1. [初出の実例]「刀鋸余人とは奄人の根をきるもの也」(出典:史記抄(1477)一三)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐宦者伝論〕

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普及版 字通 「閹人」の読み・字形・画数・意味

【閹人】えんじん

宦官。

字通「閹」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の閹人の言及

【宦官】より

…しかし歴史上,宦官の果たした役割が最も大きかった国として有名なのは中国である。 中国では宦官を寺人,奄人(えんじん),閹人(えんじん),浄身,中官,内豎(ないじゆ)などとも称し,またペルシア語を音訳して火者(ホゼ)ということもある。その起源は明らかでないが,周代にはすでに存在し,奴隷として王室その他身分ある家の奥向きに使用され,女官の監督や雑役に従事したが,君主のそば近く侍するために,春秋戦国時代から権力をぬすむ者が現れ,秦代には趙高が始皇帝の死後政治をみだした。…

※「閹人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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