阪本牙城(読み)サカモト ガジョウ

20世紀日本人名事典 「阪本牙城」の解説

阪本 牙城
サカモト ガジョウ

昭和期の漫画家



生年
明治28(1895)年12月1日

没年
昭和48(1973)年8月8日

出身地
東京都あきるの市五日市

本名
坂本 雅城

学歴〔年〕
東京府立二中卒

経歴
中外商業新聞社(現・日本経済新聞社)、大阪夕刊新聞社などに勤務し、風俗漫画、諷刺漫画を描いた。昭和9年から3年間「幼年倶楽部」に「タンク・タンクロー」を連載、ユーモラスな球型ロボットの活躍が人気を呼び、ギャグ漫画の元祖といわれる。その後、同誌に「強情武士」、戦後に「がんがら先生」などを連載した。単行本に「ホラ貝ホラ太郎」「ジャンケンポンチャン」「しし王子冒険」など。40代からは水墨画に専念した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「阪本牙城」の解説

阪本牙城 さかもと-がじょう

1895-1973 大正-昭和時代の漫画家。
明治28年12月1日生まれ。中外商業新聞(現日本経済新聞),大阪夕刊新聞などにはいり,風刺漫画をかく。昭和9年から「幼年倶楽部(クラブ)」に「タンク・タンクロー」を連載し,人気をえた。昭和48年8月8日死去。77歳。東京出身。東京府立第二中学卒。本名は坂本雅城。作品ほかに「ホラ貝ホラ太郎」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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