防空兵器システム(読み)ぼうくうへいきシステム(その他表記)air defense weapon system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「防空兵器システム」の意味・わかりやすい解説

防空兵器システム
ぼうくうへいきシステム
air defense weapon system

侵入してくる外部の航空機やミサイル早期に発見し,要撃戦闘機や地対空ミサイルで撃破するシステム。自衛隊による防空作戦一例として,全国 28ヵ所に配置したレーダーサイトや早期警戒システムによって敵航空機の早期発見を行ない (第1段階) ,次いでバッジ・システムによって目標の識別と要撃管制を実施し (第2段階) ,要撃戦闘機と地対空誘導弾により目標を迎撃する (第3段階) 。地対空誘導弾部隊として,高空域防空用のナイキJと新鋭パトリオットを配備する6個高射群 (航空自衛隊) と,低空域防空用の改良ホークを配備する8個高射特科群 (陸上自衛隊) があり,全国に配備されている。さらに近年は弾道ミサイルに対処するため,戦域ミサイル防衛 (TMD) の構想も打ち出されている。

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