日本歴史地名大系 「阿保庄」の解説 阿保庄あおのしよう 三重県:名賀郡青山町阿保村阿保庄石清水(いわしみず)八幡宮(現京都府八幡市)の社領。現青山町北部、明治二二年(一八八九)成立の阿保村・上津(こうづ)村および現名張(なばり)市上・下小波田(おばた)辺りに比定される。元久二年(一二〇五)一二月日道清処分状案(石清水文書)に「伊賀国阿保庄」とあり、石清水八幡宮文書目録(石清水文書石清水璽御筥事裏文書)に「一通 文治元年十一月、阿保庄下司濫妨事、被申関東宮寺状」と記されるから、阿保庄は文治元年(一一八五)以前に成立していたことがわかる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by