デジタル大辞泉
「御節」の意味・読み・例文・類語
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お‐せち【御節】
① 正月、
節供など
年中行事の行なわれる日。節日
(せちび)。物日
(ものび)。
② 節
(せち)の日に作るごちそうや、お供えの餠。また、それをふるまうこと。節供
(せちく)。お節供
(せちく)。せち料理。
おせちぶるまい。
※
滑稽本・
浮世風呂(1809‐13)三「おいらも今お節
(セチ)を祝った」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
おせち【御節】
新年を祝って食べる料理。祝い肴(ざかな)(関東では、黒豆・数の子・ごまめ、関西では黒豆またはごまめ・数の子・たたきごぼうの3種)、口取り(かまぼこ・きんとん・だて巻きなど)、酢の物(紅白なますが多い)、焼き物、煮しめなどを重箱に詰めて供する。それぞれの料理には、たとえば黒豆は「まめに暮らせるように」というように、五穀豊穣、子孫繁栄、健康や長寿などの願いが込められている。各重の料理の品数は奇数とし、料理の向きや並べ方などにもしきたりがあるが、こんにちではそれほど厳格に作ることは少なく、正月用のごちそうとして、洋風・中華風のものなども作られるようになった。◇「おせち料理」ともいう。節(せち)(季節の変わり目に祝いを行う日)のごちそうや供え物をいったが、次第に正月用の料理に限定して用いるようになった。
出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報