日本歴史地名大系 「名賀郡」の解説 名賀郡ながぐん 面積:一〇八・六八平方キロ青山(あおやま)町上野(伊賀)盆地の東南を占める青山町一町のみの郡。東と南は一志郡、西は名張(なばり)市、北は上野市および阿山郡に接する。東部は布引(ぬのびき)山地、南は室生(むろう)火山群地帯の一部を形成し、室生赤目青山(むろうあかめあおやま)国定公園に指定されている。それらの山地に源を発する諸河川は西・北流して当郡西北部で合流、上野市へ流れ込む。〔古代・中世〕現名賀郡内に縄文・弥生遺跡は散見するがまとまったものはない。ただ柏尾(かつしよ)から銅鐸が出土しているのが注目される。古墳は後期の群集墳が主である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by