阿字門(読み)あじもん

精選版 日本国語大辞典 「阿字門」の意味・読み・例文・類語

あじ‐もん【阿字門】

〘名〙 仏語
秘蔵宝鑰(830頃)下「覚此心本不生是漸入阿字門」 〔大日経‐二〕
② 阿は梵字五〇種の第一字で、すべての声音もとであるとされるところから、最もたいせつな門の意。
謡曲弱法師(1429頃)「げにげにここは、難波の寺の西門に出づる石の鳥居の阿字門に入って、阿字門を出づる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android