阿彌陀悔過(読み)あみだけか

精選版 日本国語大辞典 「阿彌陀悔過」の意味・読み・例文・類語

あみだ‐けか‥ケクヮ【阿彌陀悔過】

  1. 〘 名詞 〙 仏語阿彌陀本尊として、犯した罪やあやまちを懺悔する、儀式化された法会、またはその式文。
    1. [初出の実例]「二十六日壬午〈略〉其後客僧等行阿彌陀悔過」(出典高野山文書‐久安四年(1148)潤六月二六日・御室御所高野山御参籠日記・四・二〇〇)

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世界大百科事典(旧版)内の阿彌陀悔過の言及

【懺悔】より

…このような仏教の懺悔法は日本に伝えられるととくに滅罪信仰と結びつき,大乗仏教以来のさまざまの懺悔法が盛んに行われるようになった。すなわち阿弥陀仏に懺悔して福利を求める〈阿弥陀悔過(あみだけか)〉,薬師如来を本尊として懺悔する〈薬師悔過〉などがそれである。 キリスト教においては,告白,告解などが懺悔の意味に用いられている。…

※「阿彌陀悔過」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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