阿波しじら織(読み)あわしじらおり(あわしょうあいしじらおり)

事典 日本の地域ブランド・名産品 「阿波しじら織」の解説

阿波しじら織(阿波正藍しじら織)[染織]
あわしじらおり(あわしょうあいしじらおり)

四国地方、徳島県の地域ブランド。
徳島市で製作されている。江戸時代に流行していたシャガ縞という織物を濡らしてしまい、そのまま日光で乾かしたところ偶然布面に縮みができた。これに着想を得てつくられたのが阿波しじら織。タタエ糸を用い、経糸緯糸の張力差によってシボが生み出される。阿波の藍を染料としたもので、肌触りもよい。涼感あふれる縞柄の綿織物で、夏の衣類として最適。徳島県伝統的特産品。1978(昭和53)年7月、阿波正藍しじら織として通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。2008(平成20)年9月、阿波しじら織として特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5166495号。地域団体商標の権利者は、阿波しじら織協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

事典 日本の地域遺産 「阿波しじら織」の解説

阿波しじら織

(徳島県徳島市)
とくしま市民遺産」指定の地域遺産。
布面に独特の縮みのある織物で、さわやかな肌ざわりから夏物衣料として人気がある

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