…鎌倉初期(1213‐19)の《東北院職人尽歌合》では髷の上に割木をのせ,紺の筒袖に帯を前結とし白の脛布を付けているが,後には島田の髪に縫紋様の手拭をかぶり,藍染の着物に御所染の帯,腰に前垂れ,手には白い甲掛けと足に脚絆,二本鼻緒の草鞋(わらじ)をはくといういでたちとなった。この姿は,かつて建礼門院に近侍した阿波内侍(あわのないし)が山に柴などを刈りにいく姿をまねたものと口承されている。【野田 只夫】。…
※「阿波内侍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
ちらりと見せること。特に、ファッションで、肌や肌着などを少しだけ見せる着こなしのこと。...