阿波御厨(読み)あわのみくりや

日本歴史地名大系 「阿波御厨」の解説

阿波御厨
あわのみくりや

[現在地名]大山田村下阿波

伊勢神宮の御厨。「神鳳鈔」の「承久以前神領注文定」以外の御厨として、広瀬山田本ひろせやまだほん厨などとともに出典するから、承久の乱以後、神宮領に組入れられたと推定される。阿波御厨を下阿波村と推定する根拠は、第一に同村が阿波谷の小盆地の中で最も早く開けた土地であり、第二に承久(一二一九―二二)以前よりの神領喰代ほおじろ御厨(現上野市)に近く、かつ広瀬山田本厨などに隣接すること、第三に同村の延喜式内社阿波神社の祭神を「伊勢国度会県柝鈴宮所居神名撞賢木厳之御魂天疎向津媛命」との関係で考える伝承(三国地志)度会神道の影響が想像されることなどによる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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