日本歴史地名大系 「阿津駅」の解説 阿津駅あつのえき 山口県:美祢市山中村阿津駅山陰道と山陽道を結ぶ古代の陰陽連絡路の最南端に置かれた駅家。南下すれば山陽道の厚狭(あつさ)駅(跡地は現厚狭郡山陽町)、北上すれば鹿野(かの)駅に至る。駅名は「延喜式」(兵部省)の「長門国駅馬」の項にみえ、三匹の駅馬が置かれていた。その位置を比定することは困難であるが、陰陽連絡路に沿う一〇の駅家と、美祢・阿武(あぶ)・大津(おおつ)の三郡家所在地を合わせ、一三駅家として行程を考え合せれば、東厚保(ひがしあつ)町山中の横坂(やまなかのよこさか)が適地と思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by