阿津駅(読み)あつのえき

日本歴史地名大系 「阿津駅」の解説

阿津駅
あつのえき

山陰道と山陽道を結ぶ古代陰陽連絡路の最南端に置かれた駅家。南下すれば山陽道の厚狭あつさ(跡地は現厚狭郡山陽町)、北上すれば鹿野かの駅に至る。

駅名は「延喜式」(兵部省)の「長門国駅馬」の項にみえ、三匹の駅馬が置かれていた。その位置を比定することは困難であるが、陰陽連絡路に沿う一〇の駅家と、美祢阿武あぶ大津おおつの三郡家所在地を合わせ、一三駅家として行程を考え合せれば、東厚保ひがしあつ山中の横坂やまなかのよこさか適地と思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む