阿蘇内牧(読み)あそうちのまき

改訂新版 世界大百科事典 「阿蘇内牧」の意味・わかりやすい解説

阿蘇内牧[温泉] (あそうちのまき)

熊本県北東部,阿蘇市にある温泉。内牧温泉,阿蘇温泉ともいう。阿蘇山北半部の火口原,阿蘇谷西部に位置し,黒川に沿う。セッコウ泉,40~55℃。1898年に発見されて以来,阿蘇山麓を代表する温泉として発展した。豊肥本線内牧駅および阿蘇駅からバスの便がある。北方大観峰の展望台からは,阿蘇の眺めが雄大である。夏の平均気温が20℃前後のため避暑客でもにぎわう。九州横断道路やまなみハイウェー,1994年無料開放)を通る観光客の利用も多い。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の阿蘇内牧の言及

【阿蘇[町]】より

…熊本県北部,阿蘇郡の町。1954年内牧町と黒川,永水,尾ヶ石,山田の4村が合体,改称。人口1万9190(1995)。北は阿蘇山の外輪壁に囲まれ,南に中央火口丘がそびえ,外輪山の一角大観峰からの眺望がすぐれ,全域が阿蘇国立公園に属する。中心の内牧は天正初年,阿蘇氏の一家臣が内牧城を築いたころから町を形成,その後江戸時代に熊本,大分鶴崎を結ぶ参勤交代路である豊後街道の宿場町となり,城の本丸跡に藩主の使うお茶屋,近くにお客屋,郡の政庁郡代も置かれた。…

※「阿蘇内牧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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