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火口原(読み)かこうげん(英語表記)crater floor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

火口原
かこうげん
crater floor

複式火山の外輪山中央火口丘との間に存在する谷または平坦地。外輪山壁,中央火口丘斜面からの崩落物や,中央火口丘からの噴出物が谷を埋めて平坦地をつくることが多い。箱根火山の仙石原,赤城火山の新坂平など。一般に広いものは少いが,阿蘇火山の阿蘇谷南郷谷のように面積 150km2に及ぶものもある。火口原に水がたまったものを火口原湖と呼び,芦ノ湖,屈斜路湖,赤城山大沼などが知られている。

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百科事典マイペディアの解説

火口原【かこうげん】

大きな火口やカルデラの内部が平たんになった部分。たとえば箱根の仙石原,阿蘇の南郷谷や阿蘇谷。

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世界大百科事典 第2版の解説

かこうげん【火口原 crater floor】

大型の火口あるいはカルデラの底部の平坦地をいう。中央火口丘が存在する場合には火口原は環状や三日月状の平面形になる。阿蘇の阿蘇谷と南郷谷はその好例である。火口原に水がたまると火口原湖(たとえば十和田湖)が生じるが,それが埋積または排水されて露出した旧湖底(たとえば箱根仙石原)も火口原とよぶ。このように,火口原は後の火山噴出物や火口壁・カルデラ壁からの崩落物,湖成堆積物でできている。【鈴木 隆介】

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大辞林 第三版の解説

かこうげん【火口原】

大きな火口、またはカルデラの内部が平らになった所。箱根の仙石原や阿蘇の阿蘇谷など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

火口原
かこうげん

複式火山(複合火山)の中で、外輪山と中央火口丘との間にある平坦(へいたん)な低地。火山の山頂部が断層などによって陥没し、カルデラを形成したあとに、新しい火山が中央付近に噴出すると、もとの火口底は火口原として残る。箱根火山の仙石(せんごく)原、阿蘇(あそ)火山の阿蘇谷や南郷谷はその好例。阿蘇火山の火口原は広大な面積を有し、集落や耕地が開け、多くの人口を収容している。[市川正巳・村田明広]

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