デジタル大辞泉 「大観峰」の意味・読み・例文・類語 だいかん‐ぼう〔ダイクワン‐〕【大観峰】 熊本県阿蘇市にある山。阿蘇外輪山の最高峰で、標高936メートル。阿蘇五岳や九重山を一望できる。徳富蘇峰による命名。遠見とおみヶ鼻。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「大観峰」の意味・わかりやすい解説 大観峰だいかんぼう 熊本県北東部、阿蘇市(あそし)山田字小池に位置する阿蘇外輪山の最高峰(標高936メートル)。地方(じかた)ではカルデラに岬のように突出した地形を「鼻」とよぶことから、「遠見ヶ鼻(とおみがはな)」ともいう。1932年(昭和7)内牧(うちのまき)温泉に逗留(とうりゅう)し、この「鼻」に小登山した徳富蘇峰(とくとみそほう)が、この地からの阿蘇五岳ならびに九重(くじゅう)連峰の眺望のよさに驚嘆し、「大観峰」と称してより、この名が広まる。とくに、秋の火口原を埋める雲海の眺めは格別なものとされている。[山口守人][参照項目] | 阿蘇山 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大観峰」の意味・わかりやすい解説 大観峰だいかんぼう 熊本県北東部,阿蘇市北部にある阿蘇外輪山 (→阿蘇山 ) の一峰。標高 936m。もと遠見ヶ鼻と呼ばれていたが,昭和初期に徳富蘇峰が展望の雄大さをたたえて命名。ここから見る阿蘇五岳は釈迦の涅槃像に似ているといわれる。南麓に阿蘇温泉があり,一帯は阿蘇くじゅう国立公園に属する。近くを国道 212号線が通る。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「大観峰」の意味・わかりやすい解説 大観峰【だいかんぼう】 熊本県北部,阿蘇火山の外輪山の一峰。遠見ヶ鼻とも。標高936m。北東にくじゅう連山,南に阿蘇谷を隔てて阿蘇五岳を望む展望地。阿蘇町(現・阿蘇市)と杖立温泉を結ぶバスが通じる。→関連項目阿蘇くじゅう国立公園 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by