阿部よしゑ(読み)アベ ヨシエ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「阿部よしゑ」の解説

阿部 よしゑ
アベ ヨシエ


職業
ハープ奏者

生年月日
明治37年 1月3日

出身地
秋田県 横手市

学歴
秋田高女〔大正8年〕卒

経歴
昭和7年よりモスクワの日本大使館に勤務。ここでハープと出合い、ボリショイ劇場首席ハープ奏者のエルデイに師事。12年から7年間、パリ音楽院マルセル・トゥルニエらに師事した。19年には同音楽院のコンクールで第一席となった。20年敗戦直前にベルリン、シベリア経由で帰国。演奏活動のほか阿部ハープ研究所を主宰。また34年には第1回イスラエル国際ハープコンクールに来賓として招かれた。

没年月日
昭和44年 1月25日 (1969年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「阿部よしゑ」の解説

阿部 よしゑ
アベ ヨシエ

昭和期のハープ奏者



生年
明治37(1904)年1月3日

没年
昭和44(1969)年1月25日

出生地
秋田県

学歴〔年〕
秋田県立高女〔大正8年〕卒

経歴
昭和7年よりモスクワでエルデーイに学び、12年から7年間パリ音楽院でマルセル・トゥルニエらに師事。19年には同音楽院のコンクールで第一席となり、帰国後は演奏活動のほか阿部ハープ研究所を主宰。また34年にはイスラエル国際ハープコンクールの審査員に招かれた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「阿部よしゑ」の解説

阿部よしゑ あべ-よしえ

1904-1969 昭和時代のハープ奏者。
明治37年1月3日生まれ。昭和6年モスクワへいき,作家ショーロホフと親交をもつ。12年パリ高等音楽院に入学してマルセル=ドゥールニエにハープをまなび,同音楽院コンクールで1位入賞。戦後,N響団員,東京芸大の初代ハープ講師。昭和44年1月24日死去。65歳。秋田県出身。秋田高女卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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