限界資本係数(読み)げんかいしほんけいすう(その他表記)incremental capital output ratio; marginal capital coefficient

精選版 日本国語大辞典 「限界資本係数」の意味・読み・例文・類語

げんかい‐しほんけいすう【限界資本係数】

  1. 〘 名詞 〙 生産量一単位の増加分と、それに必要とされる資本の増加分との比率。一般に、国民純生産の増加分に対する国民経済全体の実物資本の増加分の割合をいう。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「限界資本係数」の意味・わかりやすい解説

限界資本係数
げんかいしほんけいすう
incremental capital output ratio; marginal capital coefficient

生産量 (Y) 1単位増加するのに必要な資本 (K) の追加量。生産量の増大ΔY ,資本の追加量を ΔK とすると,一般に ΔK/ΔY で表わされる。また経済成長率 ΔY/Y は次式すなわち,貯蓄率 ΔK/Y ( ΔK投資であり,投資と貯蓄は一致する) と限界資本係数の逆数の積で表わされる。 ΔY/YΔK/YΔY/ΔK 。経済変動論,成長論で重要な概念であり,R.F.ハロッドにより用いられた。

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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