貯蓄率(読み)ちょちくりつ

共同通信ニュース用語解説 「貯蓄率」の解説

貯蓄率

収入から税金や社会保険料などを差し引いた後に残る可処分所得(手取り)のうち貯蓄に回った割合を示す。プラスならば家計全体の貯蓄は増え、マイナスならば貯蓄を取り崩して消費に充てていることになる。米国では、商務省が毎月発表する個人所得消費統計項目の一つとして公表している。日本では、内閣府経済全体像をまとめて年1回公表する「国民経済計算確報」の貯蓄率が重視される。(ワシントン共同)

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世界大百科事典(旧版)内の貯蓄率の言及

【貯蓄】より

…この種の長期的視野に立った合理的行動が現実の消費・貯蓄決定においてどのくらい重要であるかについては,現在多くの実証研究が行われつつある。
[日本の貯蓄率]
 日本の家計の貯蓄率(平均貯蓄性向。〈貯蓄性向〉の項参照)は高度成長期を通じて上昇し,1970年代中ごろに25%程度に達した後,ゆるやかに低下し最近では20%程度である。…

※「貯蓄率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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