院本物(読み)いんぽんもの

精選版 日本国語大辞典 「院本物」の意味・読み・例文・類語

いんぽん‐ものヰンポン‥【院本物】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎脚本中、人形浄瑠璃院本をそのまま移入したもの。必ず義太夫節がつく。「仮名手本忠臣蔵」「義経千本桜」など。丸本(まるほん)物。でんでんもの。義太夫狂言丸本歌舞伎竹本劇

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

改訂新版 世界大百科事典 「院本物」の意味・わかりやすい解説

院本物 (いんぽんもの)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の院本物の言及

【丸本物】より

…義太夫狂言。院本(いんぽん)物,義太夫物,竹本劇,でんでん物(太棹三味線の音からとる),丸本歌舞伎(戸板康二の造語)などの別称がある。人形浄瑠璃で演じた作を歌舞伎に移行したものである。…

※「院本物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む