院殿(読み)インデン

デジタル大辞泉 「院殿」の意味・読み・例文・類語

いん‐でん〔ヰン‐〕【院殿】

武家時代将軍大名戒名に付けた尊号院号の下に「殿」の字を加えたもの。現在も社会的地位の高かった人に用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「院殿」の意味・読み・例文・類語

いん‐でんヰン‥【院殿】

  1. 〘 名詞 〙 将軍や大名などの戒名で、院の字の下に、さらに殿の字を添えたもの。のちには、社会的地位の高い人一般に用いられるようになった。
    1. [初出の実例]「勅使参向ありて、台徳院殿と勅諡せられ」(出典:徳川実紀‐寛永九年(1632)二月二九日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android