陰谷(読み)いんこく

精選版 日本国語大辞典 「陰谷」の意味・読み・例文・類語

いん‐こく【陰谷】

〘名〙
① 山の北側の谷。また、暗い谷間。
源平盛衰記(14C前)一「風雨の煩ひ度々に及ければ、甚雨を陰谷(インコク)に流刑(るぎゃう)して、堂舎を供養すといへり」 〔顔延之‐応詔観北湖田収詩〕
② 灸(きゅう)をすえるつぼの名。膝のうしろのあたり。〔和漢三才図会(1712)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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