陰陽の銅天地の炉(読み)いんようのどうてんちのろ

精選版 日本国語大辞典 「陰陽の銅天地の炉」の意味・読み・例文・類語

いんよう【陰陽】 の 銅(どう)天地(てんち)の炉(ろ)

  1. ( 賈誼の「鵩鳥賦」の「且夫天地鑪兮造化為工、陰陽炭兮万物銅」による ) 天地の万物造化を冶金工が銅を鋳て種々の品物を作り出すのにたとえた言葉
    1. [初出の実例]「しかれども陰陽の銅、天地の炉にしたかひて、かりに万物を化成せり」(出典:御伽草子・付喪神(室町時代小説集所収)(室町中))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android