陳祖義(読み)ちんそぎ(その他表記)Chen Zu-yi; Ch`ên Tsu-i

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「陳祖義」の意味・わかりやすい解説

陳祖義
ちんそぎ
Chen Zu-yi; Ch`ên Tsu-i

15世紀初頭スマトラのパレンバン (旧港) に拠った中国人海上勢力の首領。洪武年間 (1368~98) に海禁を犯して移住した広東出身の華僑で,同地で同じ広東出身の施進卿,梁道明らと海上の主導権争い永楽4 (1406) 年鄭和の南海遠征のとき,投降と見せかけて鄭和らを襲撃したが,逆に討伐されて捕虜となり,明廷に送られ,処刑された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む