陶山南濤(読み)すやま なんとう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「陶山南濤」の解説

陶山南濤 すやま-なんとう

1700-1766 江戸時代中期の儒者
元禄(げんろく)13年生まれ。土佐高知藩医。京都で伊藤東涯(とうがい)にまなぶ。中国語,中国の白話(はくわ)(口語体)小説に通じた。のち藩をはなれ,京都,大坂にあって「水滸(すいこ)伝」などを講義した。明和3年6月10日死去。67歳。本姓井戸。名は冕(つとむ)。字(あざな)は尚善。著作に「忠義水滸伝解」「春灯闌(らん)」など。

陶山南濤 すえやま-なんとう

すやま-なんとう

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

関連語 なんとう

世界大百科事典(旧版)内の陶山南濤の言及

【水滸伝物】より

…《水滸伝》普及史における冠山の功績は多大で,《水滸伝》の最初の和文訳《通俗忠義水滸伝》(1737‐90刊)も彼の労になる。ほかに陶山南濤(すやまなんとう)も《忠義水滸伝解》と題して和文訳を行った。そして1768年(明和5)北壺游(きたこゆう)作の最初の水滸伝翻案物《湘中八雄伝》が江戸で刊行された。…

※「陶山南濤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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